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オープンスクールに個別相談に

こんにちは。明蓬館高等学校 横浜・関内SNEC/湘南厚木SNECです。

夏休みに入り、オープンスクールや個別相談の繁忙期になってきました。

最近の傾向としては、中3生に限らず、早いと小学生のうちから高校の進路について考える目的での申し込みなどもいただいています。

よくいただくご質問の中に、「学力が心配」というものがあります。

一概に「こういう生徒さんなら平気(不安)」とは言えないのですが、実際に入学したあとの生徒の様子を見る中で、現時点でお伝えできる範囲で少しお答えできればと思います。



まず、すごく単純なお伝えになってしまうと、「高卒資格を得るための勉強に自分から取り組もうとする意欲」は絶対に必要です。

あまり公の場で言うことではないかもしれませんが、いわゆる全日制の高校の場合、授業の行われている教室で決められた時間過ごしさえすれば、寝ていてもお弁当を食べていても、聴いていなくても、手紙を書いていても、その日の授業は終わります。それの繰り返しで、授業そのものは進行していきます。

しかし、SNECの場合はすべてがネット授業のため、自分で動画を見ようとしないと何も始まりませんし、レポートも自分で取り組もうとしないと1枚も終わりません。

決まった時間にレポートをするわけでも、授業動画を視聴するわけでもないので、「学習に取り組む時間」を自分で作ろうとする意欲はまず必要です。

簡単に言うと、保護者や中学校の先生からの「あなたはあそこの高校に行けば高卒資格が取れるよ!」という一言で入学しただけだと、本人が学習に向かう姿勢が伴っていなかったりして、入学後に大変かなと思います。

次に「学力」に関してですが、本校では1年次に国語・数学・英語の3科目のみにはなりますが、「入門」という科目を設定しています。
その学習を進める中で、生徒一人ひとりの学力、躓いてる箇所があればその原因などをアセスメントさせていただき、必修科目の学習に繋げていければと考えています。

また、学習の進め方についてですが、「覚える」ことよりも「調べる」「興味を持つ」ことを重視しているため、例えば「九九が全部言えなくて・・・」という生徒さんであったとしても、学習する意欲さえ持てているなら、支援を受けながら卒業に向けて学習を進めていけるかなと考えています。


生きている中で、社会で必要になる学力、求められる力は日々刻刻と変化しています。

学力の不安は「今」は大きいかもしれませんが、長い目で見たときに「依頼されたことを人に助けを求めながら完遂する力」とかの方が備わっておいた方が良いのでは?

なんて思うこともあります。

卒業後の進路も踏まえて、どんな選択をするのがベストなのか、何度か足を運んでもらって、色んなお話させてもらいながら本人と保護者さまの考えてること、不安なことなどを聴きながら、進路を選択するためのお手伝いをさせてもらえればと思います。


おしまい。