SNECの職員配置
こんにちは。
よくご質問をいただく、「SNEC」のことについて少しずつ解説していきます。
Special Needs Education Center
の略称で、「すねっく」と読みます。
今日はその体制、職員配置の特徴について。
基本的には定時制高校の卒業を目指すための学習をする場所なので、「教員」がいます。これはわかりやすいと思います。
単位取得のために必要な学習のサポートを中心に、生徒と関わっています。
次に、「支援員」と呼ばれているスタッフ。主に福祉関係の有資格者が配置されており、学習のサポートだけでなく、生活全般のサポートを担っています。
最後に「相談員」です。臨床心理士、公認心理師の有資格者が配置されており、発達検査だったり、日常的な相談業務を行っています。
この3つの職種が協働しているため、特に入学資格として謡ってはいませんが、結果として「小中学校で不登校の経験がある」「個別支援級中心に過ごしていた」「在籍校で集団に馴染めなかった」「障害者手帳を持っている」といった生徒が多く在籍しています。
卒業後の進路についても、進学を検討する生徒も一部いますが、「障害福祉サービスの利用」や「就労」という道に進む生徒が多くいます。
得手不得手、趣味嗜好、移動可能範囲などなど、ADL、IADLともに「バラバラ」な生徒たちが、人生の主役として「学びの機会」を保障される環境で、自分の興味関心を学習に結び付けていく・・・そんな環境が私たちのつくるSNECです。
次回は明蓬館高等学校の学びの目玉、「自分の興味関心を学習に結び付けていく」ということがどういうことなのか。
この辺りを少し掘り下げてお伝えできればと思います。