見出し画像

「好き」と「学び」を結ぶ

突然ですが、みなさんには今、趣味やブーム、興味関心のあるニュースなどはありますか?

オトナのみなさん、高校生のころ、何か熱中していたものや、ハマっていたものはありましたか?

例えば、今日この記事を書いている私はサッカーが好きでした。

毎日の朝練と放課後の部活、土日も練習や試合など。夜は自宅で海外サッカー三昧。
そんな高校生活を送っていました。

しかし、いくらサッカーをしても、それは成績には反映されませんでした。


ここ、明蓬館高等学校では、生徒一人ひとりの「好き」や「趣味」「特技」を成績に反映させる仕組みを取り入れています。

マイプロ

そう呼ばれている「成果物学習」です。


私たちの学校は「通信制高校」です。
そのため、履修している科目ごとに定められている授業動画の視聴、課題、テストの提出はすべてインターネットを通じて行っています。
一般的な通信制高校もほぼ同じ形で学習を進めていると思いますが、私たち明蓬館高等学校では、それらに加えて、この「マイプロ」を履修科目ごとに提出してもらうことで、評定がつく仕組みになっています。

授業動画視聴(感想提出)+レポート課題+試験+マイプロ=評定

このような扱いになっています。


例えば、今年度の履修科目が国語、世界史、政治・経済、体育だったとします。(実際はもっと多いです)

私を例えに出すと、大好きなサッカーに関連することを調べたり、まとめたりするのは全く苦ではないので、

国語・・・・・・・ サッカー用語を無理やり和訳してみたら

世界史・・・・・ サッカー強豪国の文化や歴史的背景を探る

政治・経済・・ 収益をあげているクラブのマーケティング戦略

体育・・・・・・・ 自分のプレー動画集

このように、すべての「マイプロ」をサッカーに絡めて作成することができます。(しかも多分割と楽しめます)

これが、私たち明蓬館高等学校の大きな特徴の一つです。

生徒一人ひとりの主体性を引き出すことで、将来の進路選択の情報の一つになりますし、何かをまとめ上げる経験はどんな場所でも役に立ちます。

また、この過程を通じて、「もしかしたらこういう職業に向いてる」「この分野なら自分の力を活かせるかも」といった自分の可能性に気付くきっかけにもなります。


もちろん、授業の動画を見る、レポートを提出するという過程には「嫌いなこと」「やりたくないこと」もあるとは思います。モチベーションが上がらない科目もあると思います。
しかし、そんな中でも一つ、意欲を持って取り組むことのできる「マイプロ」があれば、教科学習にも楽しみを見いだせるのではないでしょうか。

そんなことをイメージして私たちの学習スタイルは構築されています。


次回、

「とは言ってもこの科目だけはどうにも興味が持てない・・・」

という場合にどうするか。そんなお話ができればと思います。